子どもたちの保護者あてニュースとして年4回発行しています。
一部抜粋しました。

わくパソくらぶNEWS
                  1999.4.15    No.1

ごあいさつ

  1997年にわくわくパソコンくらぶをスタートして2年目の春を迎えました。パソコンもひとり1台になり、子供たちも増えましたので、更なる充実をめざしてがんばりたいと思っています。それにしても、子供たちの創作するもの、発する言葉のひとつひとつがそれぞれにユニークで素晴らしく、驚かせられることばかりです。興味を持てば子供たちはそこからどんどん吸収し、学んでいくのですね。 そんな子供たちの様子や、こどもに関する話題、またパソコンやインターネットの情報などを盛り込んだ「わくパソくらぶNEWS」を発行いたします。

 どうぞご一読くださ い 。

情報リテラシーを伸ばそう

 リテラシーとは、読み書きのこと。 情報リテラシーとは、情報を理解し利用する能力のことをいうのだそうです。

今の子供たちは、たくさんの情報に囲まれています。テレビ、ビデオ、ゲーム機、本、雑誌、インターネットetc…・。

 情報は発信する側の意図でどのようにも形を変えうるものです。受けとる側がきちんとした判断をしなければなりませんし、取捨選択も必要です。また発信する立場となれば、どのような手段でいかに表現するか、いかに正確に伝えるかということも大切です。これから子供たちはその能力を養い、伸ばしてゆくことが必要だと思うのです。

 先日、NHK教育の「教育トゥデイ」(土曜日、夜)という番組で学校でも、やっとこの情報リテラシーの授業が少しずつ始まったということをいっておりましたが、全く遅すぎますよね!

 

わくパソくらぶNEWS
                  1999.7.15    No.2
アメリカ 小学校でのコンピュータ利用
 
キッズスペース(インターネットでわくパソのみんなの絵を送っているサイト)が縁で、アメリカ、テキサス州のメキシコ国境に近いサンベニトという町で、小学校の司書をされているアナさんとEメールをやり取りしています。アメリカでは学校へのコンピュータ配置、インターネット普及がすすんでいると聞いていますが、生徒数380人あまりの小さな学校ではどうようになっているのでしょう?
コンピュータ利用状況について尋ねました。
 まず、1クラスは24名で、クラスに1台コンピュータがあります。また別に、約30台を配備したコンピュータルームも設置を義務づけられているようです。
生徒たちは少なくとも週に2回コンピュータにさわることができます。

 また、図書室には15台のコンピュータがあり、インターネットで大きな図書館とつながっているそうです。やはり日本の小学校とは大きな差がありますね!
福岡市では、今年度中に市内の小学校にコンピュータ教室ができるそうですが、その配置時期にばらつきがあるのは仕方ないのでしょうか…。
 
コンピュータを配置して、子どもたちがそこで何をするのか、そこが1番大切なことですが、具体的な内容についても先進国アメリカの様子を聞いてみたいと思っています。

 ただし、アメリカ全土は広く、インターネット普及についても地域差が当然あるでしょうから、サンベニトの地域環境ももっとお聞きできたらと思っています。お楽しみに。
  初級コース1カリキュラムは、「スライドショーを作ろう」です。大人も楽しく遊べるお絵描きソフトキッドピクススタジオを使って、動く紙芝居を作るのです。  いろいろなスタンプ、背景、音楽を利用して、自分で構成を考えながら、1枚ずつ絵を作っていきます。 イメージを膨らませて、どのような展開にするのか、作った絵にあう音はどれなのか、さながら映画監督のように子ども達は真剣です。
 作り方には、個性も見られます。前もってきちんと絵に描いてくる子や、その時のぶっつけ本番でどんどん描いていく子など。
 でも完成したときの満足した顔はみんな輝いているんですよ!
 将来は、ルーカスみたいになってくれないかな〜。
           ※ルーカス…・ジョージ・ルーカス 「スターウォーズ」監督