2002年3月

●爆発キムチ
 知人から韓国土産のキムチをいただきました。持ってくる直前、玄関に置いていたキムチからなにやらすごい爆発音がしたそうで、見るとキムチを入れたビニール袋がパンパンに膨らんで、タッパ−が持ち上がっているのでした。キムチは発酵食品だから、こんな風に発酵が進むと膨らんでしまうのですね。袋から出すと、いつも買うものはすでに切ってあるのに、これはそのままひとかたまりの白菜。切らなきゃならない。もうその間中、部屋の中はキムチの匂いが・・・・。家に帰ってきた家族が口々に「な、なんだ〜、この匂いは〜!!」恐るべし韓国キムチ。2002/3/30

「みにくいシュレック」
 今までどうしてわからなかったのだろうとちょっと悔しいのですが・・・
映画『シュレック』はやはり絵本「みにくいシュレック」(原題は「Shrek!」)をベースにしているんですよね。実はこの絵本「みにくいシュレック」は私の大好きな大好きなウィリアム・スタイグの本なのです。考えてみれば確かに映画の「シュレック」は絵本のシュレックに似ています。でもスタイグの描くシュレックはとことん醜くて、ヒーローって感じはまるで無いんです。(実際うちの子どもたちに読んで聞かせましたが全然うけなかった)映画は予告編で観たかぎり、ヒーローですよね。おとぎ話をいろいろミックスしてあって、声優が有名人、きれいな3Dという印象だったのですが、実際はどうなんでしょう?絵本で感じた世間の常識をぽんと覆している幸福感があるのでしょうか?あの「シュレック」ならとりあえず観てみたいけれどちょっと不安です。(アカデミー賞も獲りましたし作品としては期待してよいのでしょうが。)
 ウィリアム・スタイグのお話はいつも奇想天外、とぼけていて、ニヒルで、ナンセンスで、ユーモアたっぷりで家族愛に溢れていて勇気が出ます。なんでもこの「みにくいシュレック」は自動車事故で顔半分が不随になった息子ジェレミーの為に書かれたそうです。ジェレミー・スタイグはこの事故から立ち直り、特殊なマウスピースをつけた個性的なジャズフルート奏者としてまた画家として現在活躍しているとか。このエピソード、そのまま映画にできるくらい素敵ですよね。ちなみにウイリアム・スタイグは1907年生まれ、ジェレミー・スタイグ1942年生まれ、この「みにくいシュレック」は1990年出版です。そう、そんな背景を知って、私はこの本がもっともっと好きになったのでした。2002/3/27

●すぐにやらなきゃだめなのよ
 冷凍パイシートを1枚使って残りを冷蔵庫の中に入れたまま3,4日(もっと?)たちました。今日使おうと思ったらなんと黒い点々を発見。多分カビだろうと、仕方なく捨てましたが、すぐにアップルパイを作らなっかったばかりに本当にもったいないことをしました。
今、渦中の辻元議員もすぐに議員辞職を決断していたら、そして自分が辞めるのだから、他の議員に関しても徹底的に調べ是正すべきだと述べていたら、彼女は株を上げたのにと思います。浮かれている自民党よりむしろその潔さにイメージは良くなったはず。ずるずると決断を延ばして議員として「完全に」終ってしまうなんて少しカナシイ。2002/3/26

●温泉ツアー
杖立温泉 土曜日、娘の小学校時代のクラスのお母さん方と熊本の方へバスの日帰り温泉ツアーに行ってきました。心配した車酔いもせず、久しぶりの温泉に日常の雑事も忘れてゆ〜ったり。特に外のお風呂は切り立った山々を眼前に清々しい山の冷気を吸い込むことができて最高に気持ち良かった!しかし、私が満足して湯からあがっても他の人がなかなか出てこないのには正直驚いてしまいました。私は例の閉所恐怖症でサウナに入れないから、その差が大きいかしら?今度は泊りで、もう少しのんびり行きたいなあ。2002/3/24

●『ヒマラヤ杉に降る雪』
 今日の天気は雨。風も強く、ぐっと寒さももどったのですが、私の心は晴れました!昨日の霧もレッスンで皆さんにお会いしたらすっかり飛んでいったんですよね。嬉しいことです。
夜、1週間で観れなくて2週目に突入した『ヒマラヤ杉に降る雪』をやっと観ました。私の好きなイーサン・ホークと工藤夕貴出演。あの『シャイン』を撮ったS・ヒックス監督で期待しましたが、これもなかなか良質の作品で、この監督らしい長いカメラワーク、美しい映像が印象的でした。とにかく工藤夕貴の英語がうまい!それに少女時代を演じた鈴木杏が可愛い!二人ともハリウッド映画の中で、その存在感は賞賛に値しました。でも・・・映画としては、やっぱりおかしな点があるんですよね。どうしてハツエのお父さんが強制収容所から日本語で家族に手紙を書いているのに、その手紙を母親が英語で子どもたちに読んで聞かせるのか?監督、つめが甘いです。2002/3/22

●言葉にならない
 何か書きたいけれど、何も書けない。そんな日です。自分以外の人のことで心が整理できなくて、大きな霧がかかっている、そんな感じです。明日になったら晴れるのかな、この心。2002/3/21

●「白線流し」
 96年にフジTVで放映され、私の好きなドラマベスト5に入るであろうこの作品が、昨日から昼間に2本ずつ再放送されています。今はネットで仲間を捜せますが、当時は周りに誰も観ている人がおらず、ちょっと寂しかったことを思い出します。卒業を控えた高校生たちの青春群像を松本の風景とともに詩情豊かに描いたドラマなのですが、素晴らしい脚本と音楽(信本敬子、岩代太郎)瑞々しい出演者たち、スピッツの主題歌、丁寧に作られたこの作品が近年ドラマ史上の秀作であることは間違いありません。ちなみに「白線流し」とは男子の学帽の白線と女子のスカーフを結んで川に流すという岐阜の斐太高校で戦前から実際に行われている卒業の伝統行事だそうです。当初からあの「北の国から」のように長期ドラマとして企画されたようですが、その後3作が作られたままです。(出演者のスケジュール調整が困難なことと時間のかかる作品を作れないかららしい。)もちろんこの高校編がおばさんとしては一番切なく、セーラー服にポニーテールがこれほど似合う子はいない!酒井美紀ちゃんと憂いを含んだ目が素敵なトキオ長瀬くん(16歳)の二人の初恋に胸キュンです。
もし時間を戻せるなら閉塞感と孤独感で一杯だった自分の高校時代をもう一度やり直したいなどと、つい思わせてしまうドラマなのです。2002/3/19

●F1ドライバー
 私の数ある弱点の中でも車に弱いというのは、かなりな弱点だと思っています。一応免許はありますが運転下手、方向音痴、メカオンチ・・。(おまけに車酔い。)こういうものは努力しても無駄というもので、普通に車を乗りこなしている主婦の方でさえ尊敬の眼差しなのですが、「車に強い人」には特に憧れてしまいます。というわけで、自動車の限界を極めるカーレ-サーは高校時代から密かに注目しておりました。セナが事故死した時はかなりショックでしたが、日本のセナになってほしいF1ドライバーがやっと登場したんですね。私が応援している佐藤琢磨くんがその人。今日マレーシアGPで見事9位に入りましたが、今後きっと表彰台に上がってくれると信じています。イチローにも通じる彼の決断力、ポジティブな考え方が好きです。2002/3/17

●サスペンス劇場
  昼過ぎ、見るとはなしにTVをつけると出演「水谷豊」で2時間サスペンスものをやっていました。水谷豊と言えば、かなり前に熱中時代というドラマに出ていましたっけ。その前は、ショーケンと共演した「傷だらけの天使」。ショーケンを慕って「あ〜にきぃ〜」とついてゆくチンピラ役は本当にはまっていた。そして、デビュー作は「バンパイア」なんですよねー。異色作で、けっこう面白かった。(知っている私は一体いくつ?)このドラマ、途中からなので、全然展開がわからなかったのですが、とりあえずしばらく見ておりました。CMの間は他のチャンネルに切り替えて、また続きを見ようと先ほどのドラマに戻すと、ちょうど、さっき犯人とにらんだ男が出ています。なにやら女と話してるのですが、なんだか様子が・・・あっ、海へ転落。(うそ!犯人がここで死んじゃあ・・)水谷豊登場。ん?さっきと雰囲気違うぞ・・・?何かおかしい・・・・・・・??
 で、チャンネルを変えて、やっとわかったんですね。
水谷豊出演で他局でもサスペンスドラマをやっていたことを。そして犯人役の人がもうひとつのドラマにも出ていたことを。んもーぉ、紛らわしいったらない!!2002/3/16

●ピザ配達
  時々疲れ過ぎてすぐに夕食が作れないとき子どもたちと自分用にピザの宅配を頼みます。(夫は帰宅が遅いので後で別に用意)この付近は結構ピザ屋さんが多く、たくさんのちらしが入りますが、いつも注文するところは決まっています。どのように決めたかというと、それぞれの店のS・M・Lサイズの直径からまず表面積あたりの単価を計算し、さらにトッピングの種類、値段を細かくチェック、最後に家までの距離で、1件のピザ屋を絞り込んだのでした。私にしては意外とまめなことをしています。味も良かったので、このピザ屋に決まりました。2002/3/14

●こんなもの?
 やはり今日の話題はあの方の「証人喚問」でしょう。(私が育った町、小倉の少女監禁事件も非常に気になるのですが・・・)あまり期待してなかったとはいえ、野党の質問、もっとやり方があったはず。返還問題発言に関する外務省の内部資料を持ち出した点は良かったとしても、きちんと矛盾を追及し、理詰めでムネオ議員にボロをださせてほしかった。最後に辻元議員のように煽って怒らせる作戦にでてもあの恫喝する声を聞けただけで、たいした収穫はなかったと思います。(しかし、お昼のワイドショーでは「あなたは疑惑の総合商社です」を何度も流していた。ワイドショーはああいうコピーがスキだ)
どう転んでも彼は終わりでしょうが、これを「とかげのしっぽきり」で彼一人の問題にしてほしくない。政・官・財の癒着を絶つ構造改革はこれで進むのでしょうか?2002/3/11

●インターネットゲーム2
 ちょっと、悔しいので「オセロの攻略」を検索して読んでみました。いや〜、いろいろな名称がついて、研究されているんですね。かなり難しくて、読んでもさっぱりわかりませんでしたが、一つ、二つ心に留め、再度挑戦してみました。そうしたら・・・やった〜!!勝ちました。気分爽快です。2002/3/9

●インターネットゲーム
 インターネットリバーシ(ネット上でのオセロゲーム)なるものを気まぐれでやってみました。(忙しい時に限って、こういうことをやり出す私・・)知らない相手と対戦するのは、結構スリリングなものですねえ。私は直感だけでポンポンと打っていたのですが、相手はじっくり考えびしっと一手を打ってくるんです。強くはないと知っていましたが、こんなにメタメタにやられるなんて・・・。まぐれで一回くらい勝たないかしらと4回やってみましたが、この世界、そんなに甘くはないのでした。なんだかえらく疲れた午後でした。2002/3/8

●ダイアルアップ接続先改変
 教室に来られているシニアの方が、国際電話の請求書が2箇所から来たと相談にみえました。お話しを聞くとどうやら先々月、お孫さんが来た時にインターネットサイトから画像を見ようとしたことが原因のようでした。画像の続きを見ようとクリックしたときに市内のプロバイダーへの接続が切られ、国際電話をかけるように変更されていたのです。念のためコントロールパネルから設定をみると「接続先」を新しく作られ、IEを起動すると自動的に接続しにいくようになっていました。請求書から電話をかけたのはアフリカのある島であることもわかりました。私は情報としては知っていましたが、実際にその設定を変えられたのを見るのは初めて。まだこういうサイトがあるのだとわかり、本当に勉強になりました。それにしても怖いことです。今回は5000円程度の請求でしたが、変えられた先々月からインターネットを頻繁にしていたら、請求額がどれほどになっていたかわかりません。ネット・リテラシーの必要性をしっかり説明させていただきました。こういったセキュリティ対策などを説明したページをそのうち作れればいいんだけどなあ・・・。2002/3/6

●子を育てる
 
 地上の子らのしあわせは なにになってもよいから
 自分が自分であるところのものを失わないことだ

              ゲーテ 『西東詩編』

 親も教師も子どもたちが不幸せになることを願っている人はいないでしょう。でも親や教師の考えた「幸せ」が子どもの本当の「幸せ」かどうかはわかりません。親の願いを受けとめた子どもは、彼らを喜ばそうとその「幸せ」に向かって頑張ったりするものです。その願いを敏感に感じる子どもほど「彼らの望む自分」にならなければと、どこかで少し無理をします。
 私は、かつてはそんな無理をする子どもでした。親を喜ばせたいと知らず知らず「良い子」になって、でも期待どおりになれない自分が情けなく、ひどく落ち込んだりしました。後年、しっかり反抗してその親の呪縛から逃れたんですが。なのに、自分が親になったらつい「自分の考えた子どもの幸せ」を願っていたりするわけで、嗚呼、どうしてこう悟れないのか。長男の育児日記の一頁目に書いたこの言葉を時々口に出してみなければと思います。
 今日はそんなことを色々考えさせられたちょっぴり重い一日でした。2002/3/5

●雛祭り
 例年ささやかにお祝いしていたのですが(といってもケーキを食べたり、白酒飲んだりという程度ですが)今年は夕食だけ、いなり寿司に茶碗蒸、唐揚げ・・というお子様大好きメニューにしてみました。が、いなり寿司にやや問題が発生。水加減が適当でかなり水っぽくなってしまいました。すし酢を入れるので、本当は水少なめでいいのですが。で、ちょっとネチョとしたすし飯を嗅いで夫が「脱いだ靴下の匂いに似ている」と言うのです。えっ〜〜?!うそでしょ?
でも、少ーしだけわかる気もするので、今度作る時はちゃんとした水加減にいたします。2002/3/3

●フーテンの寅さん
 今わくぞーは「フーテンのわくぞー」に変身中です。もちろん葛飾柴又のあの有名人をもじったわけですが、子どもたちにはピンと来なかったようです。「フーテン」という言葉自体が死語になってますものね。寅さんのイメージから「フーテン」は「定住しない自由人」というように捉えられていますが、調べてみるともともとは「ふうてん(瘋癲)」(精神病、言行錯乱・感情激発・・-岩波国語辞典)というあまりよくない意味だったようです。渥美清さんがなくなってもう5年。寅さんのような愛すべきキャラはなかなか生まれません。2002/3/2

●3月
 春は別れと出会いの季節。この小さなパソコン教室にも卒業していく子どもたち、大人たちが何人かいます。ここで過ごした時間が彼らにとって本当に有意義なものであったかどうか、しばし反省する私です。でも、今後ここでの時間を、それぞれの生活にきっと役立ててくださると信じています。
また新しい出会いがたくさんありますように。2002/3/1

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