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インターネット安全教育ガイドCD-ROM作成プロジェクト
                                
  キッズスペース・ファウンデーション

 これは、「Eスクエア・プロジェクト」で平成12年度先進的情報活用プロジェクトの公募より選ばれた8テーマ中最高得点を獲得したキッズスペース・ファウンデーションのプロジェクトである。

「Eスクエア・プロジェクト」とは、通産省・文部省が平成6年度から行った「100校プロジェクト」「新100校プロジェクト」をさらに発展させたもので、全国の学校のインターネット活用を支援するものだ。政府関係機関情報処理振興事業協会(IPA)と文部科学省と経済産業省共管の財団法人コンピュータ教育開発センター(CEC)に事務局が置かれている。

 このプロジェクトを行ったキッズスペース・ファウンデーションは、「キッズ・スペース」という子供向けとしては、たいへん有名なサイトを開設している。
このサイトはもともとニューヨーク在住の日本人女性大庭さち子さんが1995年に個人のホームページとして始めたもので、その後多くのボランティア参加、サポートを得て、世界中の子どもたち(約161カ国、99年春現在)の交流の場として発展を続けている。
わくわくパソコンくらぶもそのサイトに参加してきたご縁で
今回、このCD−ROMのベータテスターとなり、多くのことを学ばせていただいた。

 最初にCD−ROMを見て強く印象づけられたことは、ネット先進国アメリカで子どもたちをとりまく危険なネット環境や子どもたちがまきこまれた事件・事故を日本の子どもたちに追体験してほしくないという強い思いだ。

確かにこの現実にはインターネットの悪しき面をまざまざと見せられた気がしてかなり衝撃がある。しかし、インターネットを使っていく我々には避けて通れないものであるし、我々大人を超えて子どもたちが使用していく現実もある今、大人がしっかりとその危険性を認識していることが、必要だと思う。 

何が危険なのか、コンテンツとコンタクトに分けてわかりやすくまとめられており、貴重な事例のデーターベース、詳しい用語集、安全対策、指導例など具体的な提示もある。
しかし日本の学校で、これを実際どのように使い、授業として実践していくかが、今後の課題かも知れない。

プロジェクトの成果が「Eスクエア・プロジェクト」上で公開されているので、先生方はもちろん、多くの方に見ていただきたいと思う。

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