2004年11月
●『理由』 |
映画館の試写会が当たり、母を誘って宮部みゆき原作の『理由 さて映画ですが、わざとインタビュー映像のように作ってあるので画面が粗く、アングルも下からを多用、大画面の傍で見上げている身としては相当辛く、それだけでマイナス点が多くなりました。 そもそも本音を言えば、大林監督作品ってそんなに好きじゃないんです。私はもう少しクールな感じを好みまして、それに宮部みゆきさんのこの直木賞受賞作品も「R.P.G.」を読んで以来、題材に読みたいという気が起こらなかったわけで、映画はやはり予感的中って感じかなあ。。 作品の理由、方向性は賛同するし、ノーメイクの107人の俳優たちのアンサンブルも楽しめました(南田洋子と勝野洋は泣けました)が、どうも映像も音楽もしっくりこず、特に最後の歌は絶対いらない、趣味が悪いとさえ思った次第。大林監督、あの歌をわざわざ入れた意味は何ですか?2004/11/29 |
●日本放送協会 |
本当にここまでとは思わなかった韓流ブーム、あまりブームになってしまうとなんとなく引く性分なので、ブームになる前に出会っていて良かったとつくづく思っているところです。 いつの間にか地上波でもけっこう韓国ドラマをやっていますが、私が続けて観ているのはNHK・BSで放送中の韓国ドラマ「チャングムの誓い」一つ。(と、日本のものでは松本清張原作の「黒革の手帖」←米倉涼子が意外と良いのです〜)チャングムは韓国の時代ものですが、知恵を働かせて困難に立ち向かう主人公の成長をしっかりと描いて全く違和感を感じません。主人公のイ・ヨンエが私が以前から「吉永小百合」のイメージだと思っていた女優さんで、賢くてしんの強い女性として役柄にピッタリなんですよね。音楽もなかなかセンスが良く、全54話という長編、先が楽しみです。 さてさて、こんなふうに良い作品を買い付けてくれる「日本放送協会」はありがたいのですが、しかし紅白にまでペやイやチェ様を呼ぼうという海老沢体制、いいかげんにせいと言いたい(ソース)。退陣要請がでていて、いつまで続ける気でしょうか??2004/11/18 |
●『肩ごしの恋人 |
唯川恵さんの2002年直木賞受賞作です。最初はトレンディドラマぽく感じて、もう一つだったのですが、途中からスルスル読めて、読後感は案外爽やか。ふ〜ん、直木賞ってこういう作品がもらうんだと初めて知った次第です。この本を「読みますか?」と貸してくださったのは、シニアのMさん。お歳をばらしちゃうと70歳は越えてらして、ジャンルを問わないその読書欲に敬服します。 Mさん、いつもありがとうございます。面白い本があったらまたお願いしますねっ!2004/11/14 |
●『やさしい嘘』&『スウィングガールズ』 |
![]() 久々に水曜日を空けて娘と約束の『スウィングガールズ』を観てきました。同じ日に母を誘っていた『やさしい嘘』も観ることにして、母と私は2本立て映画鑑賞日となりました。「スウィング〜」は結構予告やメイキングを先に観ていたので新鮮味が少し薄れていたのですが、まあこういう映画はなーんにも考えず楽しむのが一番ですね。ジャズやりたい女の子が増えるのはいいことでーす! さて本命「やさしい嘘」はもう私のツボでございました(ボロ泣き)。パンフのこのおばあちゃま、85歳で女優デビューなんだそうで、自然な演技が素晴らしいんです。舞台はグルジア。カスピ海ヨーグルトが有名ですが、この国の内情を背景に母娘3世代の有り様を上手く30代の女性監督が描いています。お話は我が国にもあてはまる気がします。だってエカおばあちゃん、なんとなく祖母に似ているんですよね。母とも「明治女だよね、私たちとは肝のすわり方が違ったもの」と話しました。ああ、40年後にはこんなおばあちゃんになっていたいな。2004/11/10 |
●徒労 |
![]() 私の自転車のパンクは今年に入って2回目。前回、自転車屋に持っていくとチューブがかなり痛んでいると言われました。それで頻繁にパンクするのも嫌なので今回はチューブごと替えてみようと思いついたのです。でもチューブ替えの代金は出張で確か4,500円くらい。最近は1万円前後で新しい自転車が買えるので、このボロ自転車をこのまま捨ててしまおうかとも考えたのですが、やはり捨てるのはしのびなく、ホームセンターで購入したチューブ(500円弱)を自分で替えることにしました。そう、私、襖の張り替えやペンキ塗り、自転車のパンク修理も結構好きなんですよねー。だからつい。 えっさか2階まで自転車を担いであがって(途中、足がもつれて転倒寸前です)説明書どおりにタイヤをはずし、チューブをはずして、いざ車輪をはずそうとしたら、これが全くネジがはずれないのですね。家にあるありったけの工具を出し子どもたちにも手伝ってもらいながら格闘しましたが、結局ダメで疲労困憊。ネジ穴は磨耗。結局、明日プロに電話してみることになりました。今日の一日はやはり徒労?腰痛かったのに・・トホホ。2004/11/7 |
●ユ〜タ・タブ〜セ |
11月に入りプロ野球新球団も決まり、アメリカ大統領戦の決着もつきましたね。どちらもこれからが本当にたいへんなんでしょうが。 ところで、今日は嬉しいニュース。NBAで日本人初のプレーヤー田臥勇太選手が魅せてくれましたねー!大きな選手の中でちょこまかと動く姿はまるでホビットのようでしたが、スピードのあるナイスアシスト、3ポイントシュートも見事でした。お顔はちょっと脱力系ですが、インタビューの受け答えも真面目でどことなくイチローを思わせるのです。これは応援しなくちゃ〜!2004/11/4 |