2004年9月

セプテンバー最後の日
「百鬼園随筆」と「中川晃教」 どうにか体調も元に戻った、と思ったらなーんと9月も終わりですって。台風もいくつか通り過ぎて秋も深まっていますね。
 最近の話題と言えば、なんと言っても「イッチロ〜!」。淡々とその日を迎えつつあるのはさすがです。日本の誇りだと思っていましたが、アメリカ大リーグ史に残る選手となるのですから、もはや世界の誇りですか。家人はそのイチロー選手と、彼の結婚直前にとある寿司屋で、もう少しで遭遇するところだったらしい。追っかけだか何人かの女性がついて廻っていたらしいです。どうせなら会えればよかったのに。惜しかったなあ。
 さて、この数日間は深夜、寝床で内田百閧フ「百鬼園随筆」を読んで笑いを堪えておりました。何度か読んでおりますが、今回初めて、この新潮文庫の表紙が芥川龍之介の筆と知って驚きました。題名は「百關謳カ邂逅(かいこう=出会う)百關謳カ図」なかなか味のある面白いペン画なんです。なんだか芥川先生に親近感湧きました。
 それとテディが持っているCDは「中川晃教」数年前のファーストアルバムですが、先日ミュージカル「キャンディード」のフィルムをチラッと観てその歌唱力に魅了されてつい買っちゃいました。年末にまた「SHIRO」という作品に出るそうですが、近くだったら絶対見に行くのに。なんだか久々にワクワクさせてくれる若者登場!こちらで他の評価も2004/9/30

なかなかしつこい
  風邪をひいて一週間になります。まだ咳と声がヘンです。頭痛も時々します。この時期の風邪って本当に治りにくいですね。どうぞ皆様もお気をつけくださいませ。2004/9/24

スクール・オブ・ロック
 劇場で見逃してしまったので、DVDレンタル開始を待っていた作品です。いや〜期待どおり、ジャック・ブラック最高!
ジャックの隣に住んでいたマイク・ホワイトが(彼も出演してます)彼自身をモデルに書いた本ですから、とにかく彼の魅力が全編爆発なのです。DVD版についている「ジャック・ブラックの日記」を見ても彼が可愛く思えて仕方ない。そばにいたら一日中、観察していたい人。何回でも観たい映画。ロック好きなら必見。
 親子や先生も是非、観てくださいな。2004/9/17

LOVERS』と『さゆり(Memoirs of a Geisha)』
LOVERS 久々に大きなスクリーンでお友だちと鑑賞。『初恋のきた道』『HERO』のチャン・イーモウ監督が原案・脚本のラブストーリーです。とにかくこの映画はワダエミさんの衣装が素敵。これだけで!大満足の映画になりました。主役お三方はキャスティングとしてピッタリで、金城武は私の中では『恋する惑星』以来の注目でしたが、馬に乗って疾走するシーンはうっとり。アンディ・ラウの哀愁ただよう演技に対して若さで対抗してます。撮影中は怪我をして大変だったらしい。チャン・ツィイーは最近モテモテですが、これだけのアクションや踊りができ、なおかつ演技力も磨かれていてそれも納得ですね。なんというかクールビューティなのですわ。
そういえば、最近、京都の芸者を題材にしたハリウッド映画『さゆり』で主役に決定したそうですが、この映画、気になっているんです。原作を読んでスピルバーグが版権をとり、いろいろあって今回本格的に始動したのですが、主要芸者はコン・リーとか中国系女優さんで、日本人で出演するのは渡辺謙、役所広司、工藤夕貴、桃井かおりさんといううわさ。全編英語ですし、考えただけで日本人として違和感は否めないと思うのです。これだけ好きな日本人俳優が出て、とんでもないハリウッド映画にならないよう祈って、完成を待つことにしましょう。2004/9/16

ヴァイブレータ
 観ちゃいました。ひとりでこっそり。ふふ。芥川賞候補にもなった赤坂真理の同名原作の映画化なのですが、寺島しのぶさんが「大胆な」演技で賞を総ナメした作品です。本当にかなり大胆、でも私は好きでしたね〜。以前観た『赤目四十八瀧心中未遂』より好きかも。いわゆるロードムービーなのがいい。音楽がセンスよく爽やか。突き抜けちゃった潔さを感じる寺島しのぶさんも素敵ですが、なんといっても大森南朋(ナオ)さん、です。他の作品でも気にはなっていましたが、これほどカッコイイと思うなんて、やはり作品の力でしょうか。私には一つのメルヘンに思えました。2004/9/14

祈り
 
  THE SERENITY PRAYER


      O God, give us
      serenity to accept what cannot be changed,
      courage to change what should be changed,
      and wisdom to distinguish the one from the other.


      Reinhold Niebuhr




  ニーバーの祈り


  神よ、
  変えることのできるものについて、
  それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
  変えることのできないものについては、
  それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
  そして、
  変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
  識別する知恵を与えたまえ。


          ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)
 ニーバー(1892-1972)はアメリカの牧師・神学者でこれは1934年に教会で説教したときの祈りだそうです。この詩に出会ったのはかれこれ15年くらい前です。子育てついての本の中でした。他人が(その時は子どもだったのですが)自分の思い通りにならないからといって怒ったり嘆いたりするのではなく、それが変えることのできないものなら受け入れて自分が変わる勇気を持てばいいんだ、とその時思ったのです。 けれど変えることのできるものなのか、できないものなのか、その判断が本当に難しいです。2004/9/12

NHK国会参考人招致を中継しないとは!
 ちょっと考えられないですね、次から次へと不祥事が発覚しているというのに、報道機関として生中継しないなんて。「編集権の問題」って、理由になってますかしら?謝罪する特別番組を作るより前に国会の中継でしょう。
 最近の放送内容を見ても民放のような視聴率優先の方向や特定のタレント事務所との密着、報道のバラエティ化を感じます。それもこれもみんな現会長体制になってからじゃないのかなあ・・。韓流の隣国に作品を依頼するのが悪いとは言わないけれど、自分たちの体質を質の高い番組を作るために変革するのが真っ先にすることじゃないですかね?2004/9/9

ロシア学校占拠事件
デュランタ  ロシアの北オセアニア共和国の学校で始業式に集まっていた千人以上の子どもや大人を人質とったチェチェン独立武装派の起こした事件は、人質の8割以上が死傷するという最悪の結末を迎えました。何の罪もない子どもたちが数日間恐怖にさらされ、そして銃を向けられる。あまりに残虐非道な行為に怒りが込み上げてきます。一体、どれだけの犠牲を払えば長く続く紛争を解決する糸口が見つかるのでしょうか。2004/9/5

眼に出血
結膜下出血中 実はおととい顔を洗ってふと鏡を見ると、なんと白目のところに出血しておりました。充血というようなものではなく、血管が破れてできた真っ赤な出血の塊で、ものすごく痛々しいのですが、実際は痛くも痒くもないんですね。病院にすぐに行かねばと思ったのですが、その前にちょっとネットで調べてみると、これ、結膜下出血だそうです。そのうち直るらしいので、病院に行くのやめちゃいました。
今はその血の塊も広がってきて(吸収というらしい)元に戻りつつあります。人間の身体って不思議なものだなとつくづく思いますね。皆さんに聞いてみると意外と経験のある方もいましたが、改めてネットのありがたさを感じた次第です。
 そうそう、こんな眼でハリポタ上巻、やっと読み終わりました〜。2004/9/3

9月はハリーから
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第5巻) 9月ですね〜。新学期の皆様、そして新学期なんて全然関係ないという皆様も、台風一過ですっかり秋めいた9月を新たな気持ちでスタートいたしましょう! 
 私は先ほどアマゾンから届いたハリポタ新巻を(発売のことは発送済みのメールがくるまですっかり忘れていたんですけれど・・)読めるのでわくわくしています。 自分の運命と戦うハリーは悩み傷つきながら仲間たちと力を合わせ成長していくのですが、原作者ローリング女史もこれほど売れているこの本を自分の作品として最終巻まで完成させるために、それを阻止するあらゆるものと戦いながら書いているような気がします。そしてそれを翻訳する松岡さんと静山社がどんな風に私たちに見せてくれるのか、それもとても興味のあるところなのです。書籍としても成長を続けてほしい。そんな期待を抱かせるこのシリーズに出会えたことはとても幸せでした。
全国の試験を控えた皆さんはとにかく試験が終わったらゆっくり読んでくださいね〜(^_-)-☆2004/9/1

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