原作をAちゃんから借り、一気に読み、勢いでドラマも今までの分を一気に観ちゃった。原作とドラマ、かなり違いますね〜。その違いがとても興味をそそります。
原作は現代高校生をリアルに描いて軽薄な文体に見えますが「自我の確立」「他者とのかかわり」というような普遍的なテーマを扱っています。若い頃の自分を思い出してわかり過ぎるのがちょっと痛い。21才という若さで、しかも初めての作品で、まとめられる白岩玄氏の今後に期待大ですね。
そしてドラマは、前回の「すいか」が30歳〜を意識していたとすれば今回はジャニーズを見たい10代を対象にリアリティのかけらもない学園ドラマのぶっとんだエピソード。正直、プリンおばさんは引きますが、それでも教頭の夏木マリや名脇役を配し、普通のドラマとしては一歩も二歩もリードでしょうね。ドラマとしてどんな「プロデュース」をするのか楽しみになりました。2005/11/17 |