途中から何気なく観た「誰でもピカソ」で注目している伊藤若冲をやっておりました。2年くらい前にこの日記でも書きましたが、とにかく、その作風は素晴らしくモダンで、天才だとつくづく思います。
番組では「ひきこもり」「江戸時代のニート」と、今の人がわかりやすいような解説をしていましたが、この短絡的なネーミングには多少違和感を持ちました。「ニート」ってどういう人のことを言うんでしたっけ? 調べると「ニート(英:Not in Education, Employment or
Training,略称NEET) とは教育機関に所属せず、雇用されておらず、職業訓練に参加していない者のこと」とあります。
若冲は青物問屋に生まれた長男として若いとき無理やり旦那にならせれたのですが、仕事にも当時必要とされた「遊び」にも全く興味がなかったそうで、周りから見れば問屋の「旦那」としては、全くできない人、困った人であったようです。でもまともに仕事はしてなかったかも知れませんが「旦那」だったわけですからニートじゃないし、「ひきこもり」も旦那衆の「遊び」に出かけなかったってことでちょっとニュアンスが違うと思うんですよね。 2006/8/4 |